開発にあたって
2011.11.30
GPSを使わない理由
なぜGPSを使わないの?
という質問が寄せられました。
開発中から入れるべきか、入れざるべきかをずっと悩み続けてました。
”安否確認なのだから位置情報がわからないと意味がない!”
そう思う反面、GPSを使うとなると、バッテリー消費が激しくなるので、いざという時にバッテリーがない・・・なんてことを招かないだろうか?
そして、位置情報を取得し承認者に公開するとなると、安否以外の目的で利用されるのではないだろうか?
特に後者が私の中で一番引っかかった部分です。
そこで、GPSを使わずに如何に安否確認ができるかなどを考え、現バージョンとなりました。
安否確認という性質上、今後組み込むことを検討していきたいと考えておりますが、ご利用頂いた方のご意見を取り入れつつ、カスタマイズしていこうと思っておりますので、皆様のご意見をお待ちしております。
2011.11.13
ついにリリース
この2年間ずっと考え、1年ほど前に原案を固め開発を続けてきていた「安否確認サービス」がいよいよ公開の日を迎えました。
「いつも安心を持ち歩く」
それが本サービスのテーマです。
一人暮らしの方が安心に生活できるそんなサービスです。
さかのぼること2年前。お恥ずかしい話なのですが、日頃の不摂生から入院することになりました。
急で初めての入院。家族・親族は遠く田舎におり、単独で入院生活。
連絡をすれば来てくれたのですが、田舎で暮らす家族に心配かけまいとこっそりと入院しました(先生には怒られましたが(笑))
ベッドで寝ながら思うことは、病気のことよりも
- 「仕事は大丈夫か?」
- 「家賃、電気、ガス、水道、電話などの支払いはどうしよう」(銀行に行けないので)
- 「取引先への支払いは・・・」
- 「ペットホテルに預けた、ペット(犬)はどうしよう・・・」
- 「新聞止めてないよなー」
- 「冷蔵庫の・・・」
と、どうでもよいことから、そうでないことまで、普通の生活を送っていて日々心配しないようなことがいろいろあるものだと改めて思い、そこがスタート地点となりました。
私が経験したことはさておき、いろいろな方にインタビューをしてみると、家族や友達、恋人など大切な人の安否を知ることは、予想以上に安心感をうける人が多いようです。
- 田舎に住む両親は大丈夫だろうか?
- 出張で飛び回っている夫は大丈夫だろうか?
- 仕事で忙しくしている娘は大丈夫だろうか?
など。
加えていうと
- 逆に、田舎に住む両親は、息子、娘は大丈夫だろうか?と子供が思う以上に親は心配しているものです。
- 同じように、家に残した妻も夫を心配しています。
色々な立場や環境により異なりはしますが、安否とは一方通行よりも、お互いに確認しあえることが重要ではないか・・・そう感じました。
そして、万が一の時、自分の思いが相手に伝えられたら。
本サービスでは、その点を注視し、
- ・双方で安否が確認できること
- ・万が一の時に特定の人に何かを伝えられること
を組み入れ、できる限りわかり易く、かつできる限りプライバシーが守られるように設計しました。
ご興味がある方は、(無料期間だけでも)是非お使い頂ければと思います。
そして率直なご意見を頂ければ幸いです。
最後に、
やはり、本サービスよりも実際に直接会話して頂くことが一番よいことだと思っております。
声のトーンなどでいろいろ感じることも多いことでしょう。実際に接することが一番の安心に繋がると思います。
本サービスは、お忙しくなかなか連絡が取れない方や、定期的に連絡を取られている方々のサポートツールとしてお使い頂ければ幸いです。